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写真における外国語

ブローニー現像はどうした!こと下町DPE、イエロージャケット千駄木店です(実現遅れてます、すいません…)。

えーと、いきなりですが皆さん、写真店の意味で使われている『DPE』って、そもそも何の略だか知ってますか?これは、フィルムにおける「現像・焼付け・引き伸ばし」を意味するDeveloping, Printing and Enlargingの頭文字をとって、D.P.Eなんです。しかもこれ、アメリカ言ってもイギリス言っても通じない、和製英語なんですね。海の向こうでは、写真屋さんは、「Photo Service」とか「Photo Center」「Film Processing Center」とかって言います。Where is D.P.E?って聞いても通じないので、Where can I process this film?とかって聞く方が良いでしょう。(ちなみにフランスでは…

写真関係ってこういった和製英語が多いのは昔からよく言われていて、代表的なのが「カメラマン」。英語の「cameraman」は映像関係の職業の人を指すので、写真家を指すのは「photographer」と言います。

他にも有名なところでは、「トリミング」。英語の「trimming」は出来上がった写真をハサミなどで切って絵を取り分けることを指します。プリントの段階に指定した画像を拡大する場合は、「cropping (a picture)」と言います()。

どうですか。普段何気なく使っている写真用語。ずいぶん横文字が多く使われていますが、意外と世界共通の言葉では無かったりします。先日知り合った外国の写真家さんは、ネガのフィルムを「print film」、ポジを「transparency(透明)」と呼んでいました。もちろん、negative、positiveでも通じると思うけど、トレンスペアレンシーとかって知らずに急に言われても???になっちゃいますよね。

ところで、ところで、もう一つ。

「写真」

この単語、もともと中国語でして、「写生、精密な模写」という意味の単語です。その「写真」を日本に持って来て、photographyの意味で使うようになったとのこと。「真を写す」なんて、ちょっと考えてみると大袈裟かなと思ったり…。一方、photographyはもともと「光の画」という意味で、そのまま日本語で「光画」も写真の意味で使われていたこともあるそうです。でも、光画じゃあさすがにちょっとダサイ気もするし、もうこれからずっと写真は写真なんだろうなー。

最後に、もう誰もついて来てないのは承知の上でもう少し。

「写真」について、さらにたどると、このphotographyって単語の語源はフランスの「Heliographie(ヘリオグラフィー)」で、「太陽の画」の意。写真の発明者である、J.N.ニエプスという人が命名したそうです。太陽の画なんて、ロマンチックですね。

参考リンク:http://photojpn.org/words/a.html

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